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ひでおと素子の愛の交換日記

概要

【初出】

『バラエティ』1981年4月号〜1986年3月号（角川書店発行／毎月21日発売）。

新井素子さんのエッセイと吾妻ひでお氏のイラストのコラボレーション作品。タイトルは「愛の交換日記」だが、本当に交換日記をしている訳ではない。

【作品数】

• 本編……61本
• 番外編……1本

【書籍】

• 単行本版（角川書店）……全3巻（バラエティ・ブック・シリーズ）
• 文庫版（角川文庫）……全4巻

作品リスト

※1984年9月号に2話が同時掲載されたため、連載回数は60回ですが総話数は61本です。

書籍リスト

単行本版：角川書店バラエティ・ブック・シリーズ（全3冊）

1. 『ひでおと素子の愛の交換日記』（1984年7月）
2. 『続・ひでおと素子の愛の交換日記』（1985年2月）
3. 『新・ひでおと素子の愛の交換日記』（1986年7月）

『続』と『新』では雑誌掲載時にモノクロだった吾妻ひでおのイラストは着色されてカラーになっています。

追加収録作品

『新・ひでおと素子の愛の交換日記』には『バラエティ』連載分に追加して下記のエッセイ等が収録されています。

• 「まんがクラッシャージョウ」吾妻ひでお（『クラッシャージョウアドベンチャーワールド』）
• 「注射がキライ！」（『月刊カドカワ』1986年6月号）
• 「いつでもどこでもすぐ折れる楽な千羽鶴製作法」（『綺譚』5号掲載分＋書き下ろし）
• 「あたしは御飯が好きなんだ！」（『話の特集』1982年10月号）
• 「素子の大泉探訪」（『吾妻ひでお大全集』奇想天外臨時増刊号）

文庫版：角川文庫（全4冊）

1. 『ひでおと素子の愛の交換日記』（1987年1月）
2. 『ひでおと素子の愛の交換日記２』（1987年2月）
3. 『ひでおと素子の愛の交換日記３』（1987年6月）
4. 『ひでおと素子の愛の交換日記４』（1988年6月）

追加収録作品

文庫版には単行本版収録分に追加して下記のエッセイ等が収録されています。

• 「のた魚物語」シナリオ：新井素子／漫画：吾妻ひでお（『バラエティ』1983年4月号）　→『３』
• 「正しいぬいぐるみさんとの付き合い方」（『S-Fマガジン』1985年2月号、3月号、4月号、5月号）　→『４』
• 「化け物いも虫顛末記」（『別冊コバルト』1987年初秋号）　→『４』
• 「病院なんかきらいだ」　→『４』
• 「『大戦略』ウイドウ−新婚物語外伝−」　→『４』
• 「ヒマだよー、座談会」（秋山協一郎、吾妻ひでお、新井素子、さべあのま）　→『４』

註釈

【註1】文庫版の1巻は2008年8月に復刻版が出版されました。（新井素子さんの「復刻版あとがき」と吾妻ひでお氏の「21年ぶりのあとがき」が追加収録されています。）

【註2】単行本版の「いつでもどこでもすぐ折れる楽な千羽鶴製作法」のタイトルが、「いつでもどこでもすぐ折れる楽な千羽鶴制作法」に変更されました。

連載終了後に発表された番外編

「ひでおと素子の愛の交換日記　早春物語のこと」

［初出］『角川映画大全集』バラエティ1986年6月号別冊

［内容］1985年公開の角川映画『早春物語』（原作：赤川次郎／監督：澤井信一郎／主演：原田知世）について書かれた新井素子さんのエッセイと吾妻ひでお氏のイラストをカラー1ページで掲載。なお、『バラエティ』は1986年6月号にて休刊。

「ひでおと素子の愛の交換メール」

［初出］『NetWorks』1994年2月号（アスキー）

［内容］「ひでおと素子の愛の交換日記」と同じ形式で掲載されたエッセイ。新井素子さんのエッセイ（「素子のパソコン通信事始め」）と吾妻ひでお氏のイラスト（「ふつうの日記」）のコラボレーション作品。

『ワンダー・AZUMA HIDEO・ランド2』（復刊ドットコム／2016年）に、「ひでおと素子の愛の交換日記　早春物語のこと」と「ひでおと素子の愛の交換メール」が収録されました。

関連情報

【メディア展開】

• ラジオドラマ（タイトルは「ザ・素ちゃんズ・ワールド」）

更新履歴

• 2018-07-11：「文庫版」に【註釈】を追記
• 2019-11-28：「バラエティ以外に掲載された番外編」→「連載終了後に発表された番外編」に変更／「ひでおと素子の愛の交換日記　早春物語のこと」の情報を追加／『ワンダー・AZUMA HIDEO・ランド2』の情報を追加
• 2019-12-01：『角川映画大全集』の情報とリンクを追加
• 2019-12-17：『バラエティ』1981年6月号、1985年7月号へのリンクを追加