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新井素子FC「宇宙魚」会報　第1号

• 【印刷・発行】1981/10/10
• 【編集・発行】高松聡
• 【総ページ数】4

ごあいさつ

第1号。予定より約一ヶ月遅れの発行。その分内容は盛り沢山。ごゆっくりお楽しみ下さい。

素コンレポート（by 八瀬留美）

1981年8月9日に練馬で行われた「新井素子バースディフェスティバル'81」について。

内容は、新井素子さんの講演、クイズ、猫まねコンテスト、新井素子さんと無関係な自主映画上映（本当は『いつか猫になる日まで』を上映するつもりだったらしい）、誕生日プレゼント贈呈、コンサート（新井素子さんの知り合いらしい）、『いつか猫になる日まで』映画化発表、参加者のスピーチ。

新井素子さんとヒゲの男性のコンビの猫まねは圧巻だった。（註1）

作品評：『いつか猫になる日まで』

二通掲載（西村仁美、Sumio.N）

新井素子作品リスト（1981/10/10現在）

〈小説〉〈エッセイ・その他〉〈Bookリスト〉の三つのリストを掲載。

〈小説〉

1. あたしの中の……（『奇想天外』1978年2月号）
2. ずれ（『いんなあとりっぷ』1978年4月号）
3. 大きな壁の中と外（『奇想天外』1978年9月号）
4. 宇宙魚顛末記（『奇想天外』1980年2月号）
5. 星へ行く船（『高一コース』1980年4月号〜10月号）
6. いつか猫になる日まで（コバルトブックス書き下し）
7. 週に一度のお食事を（『小説春秋』1980年11月号）
8. グリーン・レクイエム（『奇想天外』1980年9月号）
9. センチメンタル・ジャーニィー（『小説ジュニア』1980年11月号）
10. ネプチューン（『S-Fマガジン』1981年1月号）
11. 雨の降る星　遠い夢（コバルトブックス書き下し）
12. チューリップさん物語（『ショートショートランド』1981年春号）
13. 扉を開けて（『奇想天外』1981年6月号）
14. 眠い、ねむうい由紀子（『PHP』1981年10月増刊号）
15. 未確認（註2）
16. ひとめあなたに……（FUTABA NOVELS 書き下し）

〈エッセイ・その他〉

• 『少年少女マンガ競作大全集』vol.7（1980年）……恐怖のタラコ対談（註3）
• 『奇想天外』1981年6月号〜12月号……コンピューターエイジを考える（註4）
• 別冊奇想天外『レイ・ブラッドベリ大全集』……ブラッドベリ賛（註5）
• 奇想天外臨時増刊号『吾妻ひでお大全集』……素子の大泉探訪
• 『STAF』No.3……ア・ラ・カルト三品（お月さま・影ぼおし・ちゅうりっぷ）（註6）
• 『STAF』No.4……多分これが初恋だったかもしれないって頃の話
• 『バラエティ』1981年4月号〜……ひでおと素子の愛の交換日記
  1. 吾妻ひでおさんについて
  2. 美少女、うっかあいい
  3. あたし旅に出ました
  4. 素子の♥キャンパス情報
  5. 現代TV論考
  6. いなばのナメクジさん
  7. スーパー素子
  8. こんどはエッセイ
• 『毎日新聞』1978年1月22日……You,I（註7）
• 『朝日新聞』1981年9月9日……少女冒険派（註8）
• 『サンケイ新聞』1981年9月2日……「飛び出すキャンパスギャル5人」
• 「うろん文学選集」月報1（知佳舎）……練馬うろん遺跡探訪記（註9）

〈Bookリスト〉

• 『あたしの中の……』（1978年12月15日・奇想天外社）
  • あたしの中の……
  • ずれ
  • 大きな壁の中と外
  • 作者あとがき
  • 解説（星新一）
• 『いつか猫になる日まで』（1980年7月15日・集英社コバルトシリーズ75-A）
  • いつか猫になる日まで
  • あとがき
• 『グリーン・レクイエム』（1980年11月15日・奇想天外社）
  • グリーン・レクイエム
  • 週に一度のお食事を
  • 宇宙魚顛末記
  • あと書き
• 『星へ行く船』（1981年3月15日・集英社コバルトシリーズ75-B）
  • 星へ行く船
  • 雨の降る星　遠い夢
  • あとがき
• 『あたしの中の……』（1981年9月15日・集英社コバルトシリーズ75-C）
  • あたしの中の……
  • ずれ
  • 大きな壁の中と外
  • チューリップさん物語
  • あとがき
  • 解説（星新一）
• 『ひとめあなたに……』（1981年10月10日・FUTABA NOVELS 023）
  • ひとめあなたに……
  • あと書き

編集後記

作品リストを希望する手紙が一番多かった。

次回の作品評は最新作『ひとめあなたに……』の予定。

次号は12月上旬発行予定。

管理人註釈

• （註1）ヒゲの男性は後に結婚する手嶋氏。
• （註2）『まるまる新井素子』所収の「新井素子資料館」によれば、15番目の作品は「画家のいる情景」である。
• （註3）掲載誌のタイトルは正しくは『少年／少女ＳＦマンガ競作大全集』。
• （註4）連載は1982年5月号まで続いた。
• （註5）エッセイ「中学一年の頃」のこと。
• （註6）『ブラックキャット1』所収の小説「あ・ら・かると三品」のこと。
• （註7）朝刊に掲載された「ＳＦ新人賞に千二百人応募」のこと。談話と写真を掲載。
• （註8）朝刊に掲載された「'81　新人・旧人」のこと。
• （註9）「うろん」はカタカナが正しい。吾妻ひでおファンクラブ「知佳舎」が発行した架空の書物であるクルムヘトロジャン著『へろ』付属の月報のこと。

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