〈海外本格中編〉
J・ブリッシュ
C・プリースト
〈新鋭意欲作160枚〉
新井素子
〈短編〉
I・アシモフ
今日泊亜蘭
火浦功
〈連載〉
光瀬龍
〈連載コミック〉
萩尾望都
歴史のパラドックスを巧みに料理
ネプチューン 新井素子
P.191に掲載された投稿の中の一通に新井素子さんの名前が登場しています。
十月五日、毎月第一日曜日にお茶の水の喫茶店「丘」で行っているSFファン集団MUの例会にあの大原まり子さんをお呼びして楽しい集いの一時を過ごしました。
（中略）
大原さんにぞっこん惚れ込んだ私メとしては、今後の活躍に大きな期待を寄せると共に心から応援していきたいと思っています。本当に素敵な人なんだから――栗本さん新井さんもうかうかしてられませんゾ。
10月25日〜11月25日に発売されたSF小説のリストです。新井素子さんの『グリーン・レクイエム』（奇想天外社）があります。
グリーン・レクイエム 著者＝新井素子／240頁／880円／奇想天外社／短編集
「ネプチューン」は新井素子さんの『S-Fマガジン』初登場作です。扉ページにはこのように書いてあります。
汚染した海に漂っていた少女の秘密！――新鋭が見事なアイデアを展開！
（今）氏（今岡編集長）の文中に新井素子さんの名前が登場しています。
さて、今月号は本誌初登場が二人。すでにかなりの作品を発表されて活躍中の新井素子氏と、第六回SFコンテストで参考作に選ばれた火浦功氏です。新井氏（氏とお呼びするのは、なんとなくピンと来ないような、可愛らしいお嬢さんですが）の作品は時間テーマですが、実にユニークなアイデアとすがすがしい感動のある作品です。一方火浦氏は、なんともおかしい作品。次号にも、まったく違ったパターンの、やはりユーモアもので登場します。新人の活躍にご声援をお願いします。