新井素子FC「宇宙魚」会報　第12号

表紙

新井素子さんのサイン（自画像イラスト付き／1983年4月23日”ななこまつりにて”）

御挨拶（by 高松聡）

今号から新会期。

NHKラジオ第一で9月11・12・13、18・19・20、25・26・27日のPM9:15～30に「あたしの中の……」を放送していた。

1983年に入ってから『カレンダー・ガール』『二分割幽霊綺譚』『ブラックキャット』と三本の長編が発表された。どれもかなりの売れ行きらしい。

新井素子さん自身もメディアに登場する機会が増えていて、それはそれでうれしいのだが、ファンとしては執筆の邪魔にならないのだろうかと心配してしまう。

次の作品は7月下旬に早川書房から出る『・・・・・絶句』。

『二分割幽霊綺譚』の装丁がシンプルで素敵。これくらいあか抜けている方がいい。

エッセイ：「赤血球レポート」（by 矢治瑞穂）

『ノンノ』1983年2月号に新井素子さんが登場、そこで挙げてた好きなものの中に”赤血球”があった。自分で赤血球を見ようと挑戦してみた。

お茶会のお知らせ

お茶会が例会化。原則として毎月第4日曜日の午後1時、新宿「カトレヤ」地下2階で行う。次回は6月26日。

作品評：『カレンダー・ガール』

（村上まお・山場久昭・三橋徹・矢治瑞穂・赤尾杉隆）

連載小説：「練馬大戦」前編（by とくなのぞむ／本名　江波戸博之）

幻魔大戦＋新井素子のパロディ小説。

情報のぺーじ「AMIES」（by 篠塚かおり）

「AMIES」とは”Arai Motoko's Information Exchange Square”の略。アミャと読むとお友達という意味。

頂き物（谷井氏より）

『まるまる新井素子』が出た。「新井素子資料館」は三割ほど知らなかったものがある。また、ここには載っていないが宇宙魚の会報で紹介したものが15件、この資料館の範囲を適用するなら三件紹介すべきものがある。

「新井素子資料館」1983年3月までの捕逸。

1983年4月以降のもの。

『アングル』1983年4月号（主婦と生活社）「池袋を語る・池袋は世界の道に通じるとか！？　地球は池袋を中心に回っているんです」……タウン誌
SF大会本／1983年4月1日（虎馬書房）「素子のSF大会レポート」
『アニメージュ』1983年5月号（徳間書店）「春のアニメ映画・兄悟と素子の採点ノート」
『SFアドベンチャー』1983年6月号「8年ぶりにSFの話をしよう」……平井和正との対談（註1）
『SFマガジン・セレクション1981』ハヤカワ文庫JA『ネプチューン』収録
『バラエティ』と『ショートショートランド』の連載は好調継続中（註2）。『ウイングス』5号の対談は高橋留美子、『コバルト』春号に大原まり子との対談＆「BLACK CAT」掲載
『フォックスさんにウインクを』（大和真也／集英社文庫コバルトシリーズ）の帯に新井素子さんがメッセージを寄稿
今後は近日発売の『ホットドッグ・プレス』、『文春』、『JUNON』などに掲載されるらしい。
『グリーン・レクイエム』の講談社文庫版はいつ発売されるか？
『・・・・・絶句』は夏に早川書房から。その後は文化出版局から書き下ろしを出版。
「BLACK CAT・2」はコバルトかSFアドベンチャーに載る？

おたよりのページ

四通掲載（西村仁美・蛸井潔・三橋徹・岡本純子）

イラスト

岡本純子・村上まお・三橋徹・西村仁美・上西健二

葉書掲載

杉山泉・萩原敏行・末松賢嗣

編集後記（by 本間雅敏）

今号も遅れてごめんなさい。5月20日前後の発行を目指していたが諸事情により遅れてしまった。

次号13号は早めに出す予定。嘘になるといけないので発行日は言わない。14号ではアンケート集計結果を掲載予定。アンケートにご協力下さい。

補足情報

お便りお待ちしております。

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