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SFが読みたい！ 2008年版
書誌情報
【単行本】
- ［編者］SFマガジン編集部
- ［出版社］早川書房
- ［発行日］2008/02/10
- ［ISBN］978-4-15-208896-3
- ［PAGE］192
- ［価格］700円 + 税
- ［表紙イラスト］COCO
- ［表紙・本文デザイン］ハヤカワ・デザイン
- ［備考］年間ベストSFガイド2008年版
新井素子関係の内容
ランキング：「発表！ベストSF2007［国内篇］−ランク外の注目作」（P.15）
新井素子さんの名前が登場してきます。
（前略）新井素子『窓のあちら側』（出版芸術社・ふしぎ文学館）は作者の代表作「グリーン・レクイエム」「ネプチューン」のほか、単行本未収録作も収めた自薦集。（後略）
SF出版各社の2001年の刊行予定：「このSFを読んでほしい！」（P.100-102）
- 【内容】2008年2月以降のSF関連書籍の出版情報
- 【掲載出版社】早川書房・角川春樹事務所・河出書房新社・光文社・国書刊行会・出版芸術社・東京創元社・徳間書店・扶桑社
東京創元社の欄（P.102）に『ひとめあなたに…』（再刊）の予告があります。
さらに新井素子『ひとめあなたに…』、笹本祐一〈妖精作戦〉四部作、山野浩一傑作選を予定。
特別企画：「SF最新スタンダード200徹底紹介」（P.103-145）
2008年現在で最新のSFスタンダードを200作に絞って紹介するコーナーです。「男たちの知らない少女たち ジェンダーSF」（担当：おのうちみん／P.118）というカテゴリで新井素子さんの『チグリスとユーフラテス』が取り上げられています。
子供が生まれなくなった植民惑星で永遠の子供であることを規定された主人公ルナ。老婆の外見でありながら、フリフリドレスと子供言葉でしゃべるルナは、グロテスクでありながら不思議と読者には嫌悪感を抱かせない。ルナの無邪気さの下に垣間見えるしたたかさは、成長しないはずの少女ですらいつかは大人にならざるを得ない証しだ。ただしルナは決して女になることはない。女を経ずに、少女から母になることでルナは地母神となる。
ここで他に紹介された作品
- 『ハイブリッド・チャイルド』（大原まり子／ハヤカワ文庫JA）
- 『ルー＝ガルー 忌避すべき猫』（京極夏彦／徳間ノベルズ）
- 『ブルースカイ』（桜庭一樹／ハヤカワ文庫JA）
- 『水晶内制度』（笙野頼子／新潮社）
- 『エリコ（上・下）』（谷甲州／ハヤカワ文庫JA）
- 『ラギッドガール』（飛浩隆／ハヤカワSFシリーズ Jコレクション）
- 『からくりアンモラル』（森奈津子／ハヤカワ文庫JA）
- 『スペシャリストの帽子』（ケリー・リンク／ハヤカワ文庫FT）
- 『言の葉の樹』（アーシュラ・K・グィン／ハヤカワ文庫SF）
2007年度SF関連書籍目録（P.190-163）
2007年度に出版されたSF関連書籍を網羅した目録です。新井素子さんの本もリストに掲載されています。
JAPAN（P.189-188）
P.189より。
窓のあちら側
新井素子／2007・02・20／1575円／出版芸術社・ふしぎ文学館／ＳＦ短編集（07・05）
P.188より。
ちいさなおはなし
新井素子／2007・10・30／1260円／集英社／短編集（08・01）
書評外作品・周辺書リスト（P.174-169）
P.169より。
今日もいい天気 新井素子／2007・10・15／1260円／廣済堂出版／エッセイ集
新井素子関係の『SFが読みたい！』
ネット書店で購入 ｜ SFが読みたい！2008年版