新井素子（あらいもとこ）は結婚前の本名。現在の本名は手嶋素子。
1960年（昭和35年）8月8日東京・練馬生まれ。血液型Ｏ型。
幼稚園の頃からお話を作り始める。
小学校高学年当時は推理小説ばかり読んでいたが、中学1年生の時、星新一『妖精配給会社』、ブラッドベリ『火星年代記』を読んでSFにのめりこむ。また、この頃から自作の小説を級友の間に回覧し始める。
1977年、都立井草高校2年在学中に、「あたしの中の……」が第1回奇想天外SF新人賞に佳作入選し、同年12月に発売された『奇想天外』1978年2月号にて作家としてデビュー。17歳の美少女作家誕生と注目される。
1978年、第１作品集『あたしの中の……』を奇想天外社より上梓。
1979年、立教大学文学部ドイツ文学科に「トーマス・マンを原書で読みたかったから」（『グリーン・レクイエム』単行本あとがき）という理由で入学。在学中も多くの作品を発表する。
1983年、「教授のお情けで」（本人談）立教大学卒業。
1985年、めでたく結婚し、現在に至る。
主な作品としては、『星へ行く船』シリーズ（コバルト文庫）、『・・・・・絶句』（早川書房）、『結婚物語』（角川文庫）などがある。
特技、迷子になること。趣味、絵を描くこと、お菓子作り、泳ぐこと。近年は夫妻で囲碁に凝っている。
ぬいぐるみの収集家、折り鶴専門家としても知られている。
日本SF作家クラブ会員、日本推理作家協会会員、日本文藝家協会会員。
「チグリスとユーフラテス」は第12回山本周五郎賞候補にもなった。（参考→「新潮社：第12回山本周五郎賞発表」）