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これがトドメの新人賞の獲り方おしえます
書誌情報
【単行本】
- [著者]久美沙織
- [出版社]徳間書店
- [発行日]1998/03/31
- [ISBN]4-19-860823-7
- [PAGE]313
- [価格]1,400円 + 税
- [装丁]西村万喜子
- [カバー](表)多摩張り子猫(裏)満腹袋(佐山泰弘作)
- [写真協力]ボザール・ミュー
- [本文イラスト]めるへんめーかー
『新人賞の獲り方おしえます』第三弾。小説家を目指す人に送るハウツー本。『小説あすか』(角川書店)1996年10月号〜1997年8月号に連載されたものに加筆、再構成した本。
収録内容
- はじめに
- 勇者の条件
- 第一回……第一の冒険
- 質問コーナー
- 宝箱
- 実録・短編小説のできるまで〈その1〉
- 第二回……第二の冒険
- 宝箱
- 質問コーナー
- 実録・短編小説のできるまで〈その2〉
- 第三回……第三の冒険
- 課題&BATTLE
- 質問コーナー
- 宝箱
- 実録・短編小説のできるまで〈その3〉
- 第四回……第四の冒険
- 宝箱
- 課題の部屋
- 実録・短編小説のできるまで〈その4〉
- 第五回……第五の冒険
- 質問コーナー
- 実録・短編小説のできるまで〈その5〉
- 第六回……第六の冒険
- 短編小説「時の枷」
- あとがき
新井素子関係の内容
第六回……第六の冒険:BATTLE3 甲斐透VS如月黎(P.239-242)
最終決戦の課題は”『痛い・または・怖いシーン』を三百字以内で一人一作品”。そして参加者同士のBATTLEについて、祭司長クミ様がコメントしています。P.242より。
スプラッタ映画なら、ドバドバ血が出て肉塊が飛び散って、悲鳴だのチェーンソーの回る音だのがしてれば、充分ショッキングだし、おぞましい。
が、小説で、コトバで痛さ怖さを出そうと思ったら、単なる事実の実況ではいかんのだ。課題は文字数が少なくて難しかったのはわかるが、読者がアッと驚くような、ひとひねり、ひと工夫が必要だった。
この手に挑戦してみようと思うひとは、新井素子『もとちゃんの痛い話』角川文庫(笑える。でも身をよじらずにいられぬくらい痛い!)を読んで、勉強してくれたまい。
『もとちゃんの痛い話』は確かに痛そうだったし笑えたと思います。
シリーズ
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