京都で行われたSFファンの集い、「星群祭」のレポートです。筆者は石坪光司氏。
1982年8月号の「テレポート」に掲載された「星群祭開催のお知らせ」によると、概要は下記の通り。
この催しに新井素子さんがゲストとして参加していました。レポート中より名前を拾ってみます。
場所は京都。鴨川近くの京大会館に、降り続く雨の中、百余名の参加者、十三名のゲスト――柴野拓美氏、桐山芳男氏、横田順彌氏、堀晃氏、巽孝之氏、谷甲州氏、風見潤氏、高井信氏、新井素子氏、安田均氏、豊田有恒氏、荒巻義雄氏、眉村卓氏（講演順）を迎えて盛大に行われた。
食事の後、パロディ的なストーリーに問題を織り込んだＳＦクイズが行われ好評を博した。引き続き三つのグループ――安田氏の提供によるＳＦゲーム大会、「星群の会」同人有志の手によるＳＦアニメＶＴＲ上映会、そして酒を飲み交わす雑談会と、一緒に宿泊されたゲスト――風見氏、安田氏、高井氏、新井氏、谷氏らと共に、それぞれ夜の更けるまで和気あいあいとした合宿が繰り広げられた。
最初は谷氏。ネパールでＳＦを書いていた頃の苦労話を。続いて風見氏が、創作と翻訳について「どちらも読者との一体感が楽しめる」と語られた。高井氏は近況報告をスピーチされた。新井氏は、身近な例を元に「書く。その事自体が楽しみである」と話され、安田氏は、ＳＦゲームのことから、アメリカのＳＦワーク・ショップが、日本における同人誌的役割を果たしていると述べられた。（後略）
ちなみに新井素子さんは1979年から4年連続して星群祭に参加しておられます。（それ以前に参加したことがあるかは不明）