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「週刊SPA！」黄金伝説　1988〜1995

おたくの時代を作った男

書誌情報

【単行本】

• ［著者］ツルシカズヒコ
• ［出版社］朝日新聞出版
• ［発行日］2010/06/30
• ［ISBN］978-4-02-330811-4
• ［PAGE］191
• ［価格］1200円 + 税
• ［装幀］わたなべげん

著者は『週刊SPA！』の3代目編集長。サンケイ出版（現・扶桑社）に中途入社する前はみのり書房で『月刊OUT』の編集をしていました。当時の編集ネームは「Eさん」。そんな編集者人生の内、主に『SPA！』時代に何があったかを語ったエッセイです。

内容

• まえがき
• 第1章　「機動戦士ガンダム」のブレイクと『月刊ＯＵＴ』　81年〜86年
• 第2章　『週刊サンケイ』から『週刊ＳＰＡ！』へ　87年〜88年
• 第3章　「おたく」が世紀末日本を動かす　89年〜90年
• 第4章　ニューアカデミズムと「おたく」　91年〜92年
• 第5章　ユ−ミンも愛読していた「バカはサイレンで泣く」　93年〜94年
• 第6章　『ＳＰＡ！』編集長解任　95年
• あとがき

新井素子関係の内容

「第1章　「機動戦士ガンダム」のブレイクと『月刊ＯＵＴ』　81年〜86年」（P.10〜29）

『月刊OUT』在籍時に新井素子さんと仕事をしたことがあったようです。P.18に名前が登場しています。

中森明夫がコミケ（コミックマーケット）に集まる若者たちを「おたく」と命名したのは83年だったが、コミケ主催者の米沢嘉博が漫画評を連載していた『月刊ＯＵＴ』とコミケは至近距離にあった。僕は米沢さんが司会役を務めた竹宮惠子と新井素子の対談を担当したことがある。米沢さんは熊本訛りで訥々と話す飄々とした人物だった。

この対談は『月刊OUT』1984年2月号に掲載されました。『星へ行く船』イメージアルバム発売記念で行われまして、タイトルは「新春初笑い対談　竹宮恵子 vs 新井素子」。

「第3章　「おたく」が世紀末日本を動かす　89年〜90年」（P.59〜91）

著者が『SPA!』編集者時代、1990年3月7日号の「緊急大特集　ひそかな巨大ネットワーク＆パワー　『おたく』が世紀末日本を動かす」に新井素子さんが登場したようです。P.76より。

「おたく紳士録」の頁には、とりみき（ＴＶニュースおたく）、新井素子（ぬいぐるみおたく）、法政大助教授・稲増龍夫（メディアおたく）、日本女子大教授・増淵宗一（リカちゃんおたく）などが登場している。

この雑誌は未確認です。