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オーケンの、私は変な映画を観た！！

書誌情報

【単行本】

• ［著者］大槻ケンヂ
• ［イラスト］三留まゆみ
• ［出版社］キネマ旬報社
• ［発行日］2004/06/30
• ［ISBN］4-87376249-9
• ［PAGE］198
• ［価格］1,400円+税
• ［アート・ディレクション］加藤靖隆（ゴーストランチスタジオ）
• ［デザイン］渡部竜太（ゴーストランチスタジオ）
• ［フォトグラファー］小松陽祐

『キネマ旬報』誌上で2001年4月から2004年4月まで連載されたコラム『オーケンのなんかヘンなの観ちゃった』を再編集し、大幅に加筆訂正したもの。

収録エッセイ

第1章　そしていかにして私は変な映画を好むようになったか

• ☆トラウマを刷り込むのは止めろ！「ノストラダムスの大予言」
• ☆網でコンコルドをつかまえろ！「エアポート'80」
• ☆「『ゾンビ』はええな〜」と桑名正博が言った
• ☆幻の映画は一滴落ちるとバーン！となるのだ。「ドラキュラ対フランケンシュタイン」「恐怖の報酬」
• ☆寝るな！寝たら死ぬぞ！激眠映画の金字塔は「オートバイ少女」
• ☆禅問答に理解不可能ギャグの応酬、それでも好きだぜ！「ねらわれた学園」
• ☆不幸の金太郎飴、笑うでしょっ「祭りの準備」
• ☆もっこすアングラ前衛の10代よ。「ルシファー・ライジング」

第2章　ディープ・ヘンムービー

Ｉ　強烈神秘の人々

• ☆知られざるカルト大作「祈りの踊り」を観よ！この世にはニコラス・ケイジよりヘンな顔が存在する
• ☆たかがパンツ、されどパンツ、「ハルク」
• ☆「狂った果実」……っていうか、お前の方がどーかしてるよ！
• ☆ヘンムービー史上孤高の一本、「てなもんやコネクション」
• ☆加藤晴彦の使う「AIKI」はボブ・サップに勝てるか？
• ☆レインボーマンのメッセージを読みとれ！確信犯的??「トカレフ」の正体

ＩＩ　めくるめく狂気映画の世界

• ☆我が生涯のムラムラ映画ベスト4
• ☆オレの「2001年宇宙の旅」だった！謎かけ映画「ファンタズム」
• ☆俺の役？俺だよ。だけど小指が立っていた「アリ　ザ・グレーテスト」
• ☆「クリスティーナの好きなコト」に「食人族」を見た！
• ☆ジョン・ウォーターズの「セシル・B・ざ・シネマ・ウォーズ」に苦いエンディングを
• ☆「華魁　OIRAN」は、まさしくポルノ版「ウルトラQ」なのだ！
• ☆絶対これ、笑わせようと思って作ってるね。「BROTHER」

ＩＩＩ　映画はロックだ。いや、違うかもなぁ

• ☆これがダメ映画の基準だった！「星くず兄弟の伝説」の伝説
• ☆ロッカーよ、ソープボーイを目指せ！「嗚呼！おんなたち　猥歌」
• ☆ロックバンドの映画ならまずこれからだっ！「スパイナルタップ」
• ☆伝説の名勝負「ロッキー・ホラー・ショー」対「ファントム・オブ・パラダイス」

ヴァーサス

• ☆観たいぞ！エミネム対吉幾三ラップバトル対決「8Mile」
• ☆登場！！3匹の「スパイダーマン」
• ☆オール友達総進撃！「1980」VS「アイデン＆ティティ」

第3章　オーケン、映画になる。ならなかった時もある

• ☆オーケンのなんかヘンなの撮られちゃった「STACY」
• ☆ヘンムービーの音楽をたのまれた時には、「怪獣大決戦ヤンガリー」
• ☆僕の映画出演体験、そして出るのをやめた理由「空想科学任侠伝　極道忍者ドス竜」
• ☆世界は未完成の映画でいっぱい！！

新井素子関係の内容

これがダメ映画の基準だった！「星くず兄弟の伝説」の伝説

新井素子さんの名前は本文ではなく、脚注の中にある。まずは『星くず兄弟の伝説』の脚注。本文中に書いてある「80年代最先端流行陣」のカメオ出演者をフォローするかのように記載された中の一人として。P.129より。

星くず兄弟の伝説（85）

監督／手塚真

出演／久保田しんご、高木一裕、戸川京子、尾崎紀世彦、ISSAY、三谷昇、伊武雅刀、高野寛、森本レオ、新井素子、森田一義、島田紳助、山村美智子、三宅恵介、モンキー・パンチ

ミュージシャン”スターダスト・ブラザーズ”が活躍するロック・ミュージカル・コメディ。脚本・監督は高校生の時から8ミリを手掛けて高い評価を得ていた手塚真。これが第1回劇場用監督作品となる。

さらに『もんもんドラエティ』の脚注にも。P.130より。

※もんもんドラエティ（81）

演出・出演／手塚真

出演／岸田森、矢野ひろみ、小中和哉、犬童一心、太田達也、今関あきよし、三留まゆみ、新井素子

テレビ東京系で放映されたドラマ＆バラエティ番組。その中の1コーナーとして人気を博したのが、監督の手塚自身がMCを務めた『お茶の子博士のホラーシアター』。8ミリで撮影されたザラついた映像と残酷なスプラッター、ブラックジョークが盛り沢山で、サブカルファンからカルト的支持を集めた。SFXは原口智生が担当。02年にDVD化。