裏表紙の内容紹介より。
2007年11月、人気作家を再びガンが襲った。痛みに眠れぬ夜を過ごし、築地を見おろしてグルメを考察し、死を思い、生をふり返る日々。もっと、もっと書こう。一行でも多く――告知から手術、退院までをかろやかに綴って、毎日を生きる勇気にあふれるエッセイ25篇。
※日付は執筆した日。原文のまま漢数字で記載してあります。
P.50に新井素子さんの名前が出てきます。
どういうものか、私はもともととてもピーターラビットが好きです。そもそもの最初は息子に絵本を買いそろえてやったのですが、私はもともとはキティちゃんとか、スヌーピーとか、あの手のキャクターグッズというものはかなり苦手な人なのです。新井素子ちゃんがバッグにつけているぬいぐるみをいじめてひんしゅくを買ったこともあります（笑）
でもまるでそのときの新井素子の呪いがかけられたかのように、その後どういうものか、かなりいろいろと限定した条件つきでですが、私はぬいぐるみが許容出来るようになりました、というより、前より好きになりました。限定条件というのは、やっぱりキティちゃんとかスヌーピーは駄目なのです。ディズニーのキャラクターも駄目です。