イラスト先行・競作小説アンソロジー Inspired by Yoshimi Moriyama's Illustrations
カバーの折り返しにはこのように書いてあります。
イラストレーター森山由海(別名フジワラヨウコウ)氏のオリジナル・イラスト二点を渡された三人の小説家が、そのイラストが扉絵・挿絵になるような短編小説を執筆。森山氏はそれぞれにあらためて三点目のイラストを書き下ろす――。
「SF Japan」と「問題小説」の二誌にまたがって、三年間連載。二十四名の人気作家が集結し腕を揮った前代未聞の競作企画が遂に単行本化。まずは第一弾、「奏の1」の開演です!
森山由海の2点のイラストを元に構想された短編小説です。初出は『SF Japan 2009AUTUMN』。雑誌掲載時の扉ページがそのまま掲載されています。
※「つつがなきよう」は、短編集『イン・ザ・ヘブン』(新潮社・2013年刊)にも収録されました。
執筆者のプロフィール紹介。
●新井素子
一九六〇年生まれ。七七年、「あたしの中の……」でデビュー。『グリーン・レクイエム』などで星雲賞受賞。『チグリスとユーフラテス』で日本SF大賞受賞。主な作品に、『星へ行く船』『ハッピー・バースディ』『もいちどあなたにあいたいな』など。