1999年2月発売の書籍を紹介する新刊案内のリーフレット。集英社発行の新刊書籍に挟み込まれて頒布されました。
扉ページに新井素子さんの写真が掲載され、2月5日発売の新刊『チグリスとユーフラテス』が大きく扱われています。
「大森望氏と対談中の新井素子氏」の写真（白黒）を掲載。その下に『青春と読書』1992年2月号に掲載された前述の対談より新井素子さんの言葉が転載されています。
わたし、自分で自分の経歴を書くときは、「作家」じゃなくて「ＳＦ作家」と書くんですけど、これがほんとのＳＦだという、ＳＦらしい代表作がない気がしていて。だから、胸張ってＳＦ作家だと言うためにも、「これがＳＦの代表作です」というのが欲しかった。だから「蛍の名前は、チグリスとユーフラテス」というナレーションが夢の中で聞こえてきたとき、絶対これをＳＦにしてやろうと思ったんですよ。
『チグリスとユーフラテス』が一番先頭に書いてあります。紹介文は下記の通り。
遠い未来。人類は惑星ナインへ移住を始めるが、謎の人口減少の末、ついに”最後の子供”が…。惑星をベースに「生きること」の意味を描く本格ＳＦ超大作。定価１、８９０円
ここに掲載された新刊は次の通りです。