本とコミックの情報マガジン／NO. 208
ハシラには次のような紹介文が書いてあります。
日本SF作家クラブ会長の新井素子とSF評論家の藤田直哉が、面白さは折り紙付きで、かつ、あなたの人生に効くSFをご紹介。
毎回テーマを設定しそれに適うSFを紹介していく、という連載対談です。全12回予定。イラストは田口美早紀が担当しています。
第11回のテーマは「次世代SF」。見出しには「人類は存続しうるのか その鍵を握るものとは？」と書いてありました。《今月のサプリ本》として、小松左京の『継ぐのは誰か？』（ハルキ文庫）と、高野和明の『ジェノサイド』（角川書店）が紹介されています。
『継ぐのは誰か』については本文中で新井素子さんが「私、これ大好き。よくできたSFミステリです。」と仰っていますが、『ダ・ヴィンチ』1999年12月号に掲載された「新井素子が選ぶ「日本のSF」10冊」でも取り上げていました。
尚、この号発売直後の同月の26日に、小松左京氏が逝去されました。80歳でした。ご冥福をお祈りします。