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バラエティ　1979年10月号

書誌情報

• ［出版社］角川書店
• ［発行日］1979/10/01
• ［雑誌コード］07507-10
• ［PAGE］161
• ［価格］330円
• ［備考］メディア・クロス・マガジン。創刊2周年記念号

「シンデレラ・ギャル'80――'80年代へのトロピカル・メッセージ」

P.4〜10。'80年代はあらゆる面で女の時代になるわ、パワーもスピードさえもね……！！と書いてある特集です。当時注目の若い女性たちを取り上げた記事で、薬師丸ひろ子や荻野目慶子と並んで新井素子さんの名前があります。登場した女性陣は下記の通り。（構成：清水俊夫／木村隆／小藤田千栄子／佐貫雅義、写真：関口純吉／渡部渡／小島由起夫）

• 薬師丸ひろ子――シンデレラ・ギャル'80
• ヒロコ・グレース――もうひとりのひろこも化粧嫌いだけど……
• 荻野目慶子――'80年にお会いいたしましょう！！
• 小池真知子――50cc（ゼロハン）のハックルベリー・フィン
• 岡崎格子――六本木に咲いた体操の花
• 加納弥生――「がんばれ！　ニッポン！」のエースの休日はウインドーショッピングだとさ
• 斉藤美佳――泳ぐたびに日本記録を指すお茶目な娘
• 岡本久美子――お祭りの花火に目を輝かせる14歳。勝負根性は父親譲りなんだゾ
• 河原真由美――まず日本記録を破らなくちゃ。もちろん勉強も……
• 久米直子――絵を描く水の上のチョウチョ
• 磯貝恵――甦えれ、東洋のジャジャ馬さん
• 鎌田真由美――本物のダンサーは胸なんかなくてもいいのヨネ
• セーラ――欲張りトップモデルの'80年への挑戦は！？
• 中島はるみ――そこのけそこのけレモンちゃんが通る
• 石川真希――プロ・スケーターから舞台女優への大変身
• 遠藤真理子――いつまでも普通の女の子のままで仕事をしたい！？
• 横山エミー――スーパーGUNレディが'80年へのジャンプ台よ
• キャティ――理屈っぽい？？　もう15歳なんだ、ニコニコしてばかりいられません！
• タカラヅカ？？――研２・研１／星雪月花のスーパーロケット・スタンバイ
• 渡辺多恵子――一生マンガを書いてゆく気ですよ！！
• 新井素子――マンガ家のアシスタントに秘かにあこがれるおもろい作家

新井素子関係の内容

インタビュー：新井素子　漫画家のアシスタントに秘かにあこがれるおもろい作家（P.10）

巻頭の「シンデレラ・ギャル'80」という記事の中のインタビュー。この年の新井素子さんは、大学受験のための一年間の休筆の後晴れて立教大学に入学したばかり。ノー眼鏡で白いブラウスを着た若々しいお姿の写真が掲載されています。コラム中に出てくる新井素子さんの談話は下記の通り。

「SFです、という自信がない」

「同い年の友だちを意識して書いた」

「坂田靖子、猫十字社のマンガが好き」

「1年間、漫画家のアシスタントになりたい。ベタヌリとケシゴムかけとお茶くみならできるのだけど」

「今、吉村昭とE・S・ガードナーを読んでいます」

「探偵小説なんだけど、探偵は酒場でギムレットなんて飲むでしょ。でも私なら、背広とネクタイの探偵がブラウスとスカートの普通の女の人と喫茶店でお茶を飲む話が書きたい」

E・S・ガードナーは『カレンダー・ガール』（ペリイ・メイスンシリーズ）の著者。

覚え書

巻末の「10月号のスタッフ」紹介記事に秋山協一郎氏の名前があります。『ひでおと素子の愛の交換日記』のあの「秋山さん」です。

自称美青年。でもあと半年で微中年！。〈バラエティ〉読者にもおとらないひろ子狂いで、原稿料いらないから会わせろと、今月の「みかえりショット」で彼女に無理矢理インタビュー。彼女を目の前にして、興奮のあまりしどろもどろ。でも最後にはしっかり握手した！！