読者からのファンレターと作家の返信を掲載するコーナー。読者から届いた『ラビリンス――迷宮――』の感想について、新井素子さんが返信しています。
途中で野球の話題が出ておりまして、新井素子さんは（野球はあまり知らないけど）大洋ファンであると書いてあります。
阪神が負けると狂暴になりあたしにあたる友人もおりますので、阪神戦もきらいです。
とありますが、この凶暴になる人とは旦那さんのことでしょうか。
P.292の投稿中に新井素子さんの名前が出て来ます。
六月号はおつりを受けとってビックリした。五〇円しかないのでなにかの間違いだろうと裏表紙をみると、特別定価九五〇円としっかり記されているではないか。でも平井vs.新井対談とロン先生が載っているので我慢した。アドベンチャーは野性時代を凌駕したのだった!!
（中略）
現代は急速な高度情報化社会をむかえつつあるが、情報化の片隅で仕事をしているものとしてはクロノスの批評は耳に痛い。
「ドナーの時代の科学時術文明は人間たちをそれぞれの独房に追いこみ、隔離する効果をあげるに違いない」
現代は如実にそれらの弊害をあらわしていますが、「まるまる新井素子」を座右の書として長い長い道のりをともに歩いてゆきませんか。