今号に登場した人の顔写真と一言近況が掲載されています。
新井素子（あらい もとこ）
一九六〇年生まれ。獅子座。Ｏ型。千二百枚の大長編を書き下ろしたばかりなのに、夏休みはおあずけ。
千二百枚の大長編
とは『・・・・・絶句』のことだと思われます。
他の執筆者は下記（アイウエオ順に掲載）。
青島美幸／赤川次郎／新井素子／井上好子／風見潤／片岡義男／窪田僚／佐々木譲／高井信／立原あゆみ／田中雅美／辻真先／トミー・フライヤー／富島健夫／原田美枝子／火浦功／氷室冴子／藤公之介／正本ノン／眉村卓／岬兄悟／みつはしちかこ／／ルネ・ヴァンダール・ワタネベ／渡辺祥子
「ブラック・キャットII」の取材でセスナ機に試乗した体験エッセイです。扉ページにはこのように書いてあります。
大好評だった春の号の「ブラック・キャット」 早く続編が読みたいーッ！と全国のファンから、モトコ・コールがひきもきらず。で、次回の構想を伺うと、空を飛ぶシーンが出てきそう、とのこと。さっそく、セスナ市場となったのでした……。
激しい気象条件の中での初飛行でしたがその乗り心地に新井素子さんはまんざらでもないご様子。この頃のコバルトの担当は辻村さんという男性編集者でした。
若手SF作家が結成したバンド「フラットヒップス」のことが書いてあります。
♥本誌初登場の岬兄悟さんは、有名なロック狂。自らもバンドを結成し、リードギターを担当。で、そのバンド名が”大原まり子とフラットヒップス”。え？ どこかで聞いたことがあるって？ そう、実はこのバンド、ＳＦ作家・大原まり子さんがキイ・ボード。リードボ−カルはこれまた本誌初登場の火浦功さんといった具合の、ＳＦ若手作家全員集合的豪華バンドなのです。
貸しスタジオでのリハーサルには、夢枕獏さんが激励がてら冷やかしに現れたり、原稿に追いまくられているはずの新井素子さんがひょっこり顔を出し、バックコーラスをつけたりするのだとか。
世界に広げよう友達の輪ッならぬ、ＳＦの輪ッなのです。
「フラット・ヒップス」は『1983年秋号』の「COBALT CLOSE UP」に登場しています。
→新井素子関連の『小説ジュニア／Cobalt（コバルト）』一覧
〈あかいくつさんに情報を頂きました。ありがとうございました。〉