10月11日〜10月31日に発行されたSF小説のリストです（作成：星敬）。リスト中に新井素子さんの『新井素子のサイエンス・オデッセイ』があります。
新井素子のサイエンス・オデッセイ 著＝新井素子／２５２頁／１０・１５刊／５６０円／新潮社／文庫／科学対談集
火浦功、岬兄悟、大原まり子の若手SF作家による座談会です。途中に新井素子さんの名前が出て来ます。P.357-358より
岬 神林さんの小説では、機械をわりと機械として見てるじゃない。でも大原さんの場合は、機械を生き物と同等に見てるんだよね。
大原 そんな付き合い方しかできないんだよね。わからないから。たとえばシンセサイザーにも名前をつけて可愛がったりとか。
火浦 サイボーグが、トランジスターラジオに抱く愛情みたいなもんじゃないでしょうか。（笑）
岬 新井さんのぬいぐるみともちょっと違うんだよね。でも、新井さんの「掛け布団は話しかけ易いけど、敷き布団は無口だ」っていうのは、妙に納得してしまうんだよね。（笑）
火浦 あれはすごい。