S-Fマガジン 1983年6月号

書誌情報

新井素子関係の内容

「今月のブックガイド」(P.306-307)

3月11日〜4月10日までに発行されたSF関連書籍の一覧。P.307に新井素子さんの名前が登場しています。

二分割幽霊綺譚 著=新井素子/318頁/3・15刊/880円/講談社/長篇/人気絶大、新井素子十冊目の書下ろし長編。おれと砂姫と美女の明るいコメディSFの世界。二分割とは、何を意味するのか?

広告:新鋭書下ろしSFノヴェルズ

P.425に「新鋭書下ろしSFノヴェルズ」の広告が掲載されています。

●いま、SF界に新たな息吹き――

新鋭書下ろしSFノヴェルズ

俊英8人が競う、注目のラインナップ!

エリヌス−戒厳令− 谷甲州 (予)一一〇〇円

天王星系エリヌスを舞台に、地下軍事組織の大胆なクーデター計画と、それを阻止せんとする航空宇宙軍の攻防を描く傑作宇宙戦記!

−既刊−神林長平 あなたの魂に安らぎあれ

地下空洞に生きる人類の未来は!? 九八〇円

−既刊−水見稜 夢魔のふる夜

思想史の変動期に潜む時空の歪! 七八〇円

−既刊−岬兄悟 風にブギ

小説の世界と現実が錯綜すると? 定価八八〇円

−既刊−大原まり子 機械神アスラ

地球帝国とカリスト連邦の激突! 定価八五〇円

森下一仁 闇にひしめく天使たち

星間文明はバベルの塔となった!(五月刊)

夢枕獏 上弦の月を喰べる獅子

奇怪な獣カルマの正体はなにか?(六月刊)

新井素子 ・・・・・絶句

突如現れた小説の主人公達の謎!(七月刊)

広告の第六弾です。

記事:「SFマガジン年表」(P.433-456)

『S-Fマガジン』の年表です。上段が1959年2月号(創刊号)〜1983年5月号までの主な掲載作、下段はSF界の出来事や関連事項となっています。

P.451下段:1978年

第一回奇想天外SF新人賞

  入選 該当作なし

  佳作 新井素子「あたしの中の」

     大和真也「カッチン」

     藤原金象「ぼくの思い出がほんとうなら」

     美作和男「ローレライ」

     山本弘「スタンピード!」

※選考結果が発表されたのは『奇想天外』1978年2月号ですが、その発売は1977年12月でした。

P.454上段:1981年1月号

初登場「瘤辨慶二〇〇一」火浦功

   「ネプチューン」新井素子

P.455下段:1981年8月

第二十回日本SF大会「DAICONIII」大阪・森の宮ピロティホールで開催される。

第十二回星雲賞

 日本長篇 川又千秋「火星人先史」

 海外長篇 ホーガン「星を継ぐ者」

 日本短篇 新井素子「グリーン・レクイエム」

 海外短篇 ニーヴン「帝国の遺物」

 メディア「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」

 コミック 水樹和佳「伝説」

 アート 安彦良和

P.456下段:1982年8月

第二十一回日本SF大会「TOKONVIII」東京・都市センターホールで開催される。(十四、十五日)

 日本長篇 井上ひさし「吉里吉里人」

 海外長篇 ホーガン「創世記機械」

 日本短篇 新井素子「ネプチューン」

 海外短篇 ディッシュ「いさましいちびのトースター」

 コミック 大友克洋「気分はもう戦争」

 アート 長岡秀星

 メディア 該当作なし

 特別賞「宇宙塵」

 大会メディア「ダイコンスリー・オープニングアニメ」

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