P.199に読者投稿による若手SF作家陣の似顔絵が掲載されています。右上段から火浦功、水見稜、大原まり子、左上段から新井素子、神林長平、岬兄悟です。火浦功はもしかすると別の人かも知れません。
P.201に「新鋭書下ろしSFノヴェルズ」の広告が掲載されています。
●いま、ＳＦ界に新たな息吹き――
新鋭書下ろしＳＦノヴェルズ
俊英８人が競う、注目のラインナップ！
●絶賛発売中！（２点同時発売）
神林長平 あなたの魂に安らぎあれ
人間が住む地下の破沙空洞市とアンドロイドが住む地表の門倉京、このふたつの社会の安定が破られる時が来た！ 980円
水見稜 夢魔のふる夜
十七世紀初頭、動乱のヨーロッパで、天文学者ケプラーが出会った美少女ワラニアは、はたして幻だったのか…… 780円
●以下毎月１点刊行
岬兄悟 風にブギ
大原まり子 機械神アスラ
谷甲州 戒厳令−航空宇宙軍陸戦隊
森下一仁 闇にひしめく天使たち
夢枕獏 異国の魔法
新井素子 ……絶句
広告の第三弾です。刊行が始まりました。ここでも『・・・・・絶句』の点点は六個です。
ちなみに、谷甲州と夢枕獏の本のタイトルがまた元に戻っていますがこれは校正ミスなんでしょうか。
「新鋭書下ろしSFノヴェルズ」について編集長の（今）氏が触れています。
今月はＳＦ界にとっての一大事件、〈新鋭書下ろしＳＦノヴェルズ〉がスタートいたしました。このシリーズは、たんに最近登場した新人がそろってるとか、すべて書きおろしであるといったことだけが重要なのではありません。ＳＦというジャンルの、創造の気概がここに噴出しているといえるでしょう。そしてまた、それはＳＦの読者の期待に、まさしく応える性質のものです。
ＳＦは、決して単なるエンタテインメントだけではないはずでした。そして、それは多くの読者、作家の認めるところでもあったはずです。しかし、出版界の流れはエンタテインメントをしつこく要求し、ことに新人はエンタテインメントを目指さなければ、デビューすることも難しいという状況でした。
しかし〈新鋭書下ろしＳＦノヴェルズ〉は、作家の想像力の赴くところが大切にされたシリーズとなっています。ご期待ください。