書店員が本当に売りたかった本

書誌情報

【単行本】

［著者］ジュンク堂書店新宿店
［出版社］飛鳥新社
［発行日］2012/07/24
［ISBN］978-4-86410-176-9
［PAGE］136
［価格］1300円 + 税

帯の惹句（表紙側）。

2012年3月、惜しまれつつ閉店を迎えたジュンク堂書店新宿店。ネットで大きな話題になった「本当はこの本が売りたかった！」フェアより、本への愛情あふれる手描きポップを当時の売り場担当者からのメッセージや新宿店最終日の様子とともに紹介します。

帯の惹句（裏表紙側）。

最後くらい、自分たちが本当に売りたい本を売ったっていいじゃないか！

閉店を目の前にして、誰ともなく言いだした企画は店全体を巻き込む大フェアになり、ネットを介して、「棚がアツい！」、「本への愛情が炸裂している！」と瞬く間に多くの人に広まりました。多くの人の心を動かした手描きPOPを新宿店の棚にある状態そのままで撮りおろし掲載。書店に足を運びたくなる、魂のPOP集。

内容

INTRODUCTION
第1章　ありがとう――新宿店スタッフが感謝をこめてお客様におススメしたい一冊
売り場担当より　”ありがとう”がいっぱいです。（文芸書担当・村尾啓子）
第2章　本音を言えば、この芸術書が売りたかった！！
売り場担当より　本音を言えばこの本を売りたかった！！（芸術書担当・松岡千恵）
第3章　わたしたち、本にはいつも片想い？――本に対する欲望と快楽、その時代的考察
売り場担当より　最後のラブレター（児童書担当・兼森理恵）
第4章　さようなら新宿――社会科学担当者が本当に売りたかった本
売り場担当より　20年目にして分かった手描きポップの大変さ（社会科学書担当・伊藤美保子）
第5章　2012年3月31日――その日を忘れない
巻末特集　すべてのお客様に、ありがとう（新宿店元店員さん座談会）
あとがきにかえて（旧新宿店店長・毛利聡）

新井素子関係の内容

第1章　ありがとう――新宿店スタッフが感謝をこめてお客様におススメしたい一冊（P.4-45）

P.20に「おススメなのですが…残念ながら品切れでした:」と紹介された本のPOPが並んだ写真が掲載されています。一番上に『ひとめあなたに…』がありました。おススメしたのは医学書担当の小林さんという方です。紹介文には「あなたは誰に会いに行きますか？」とあります。

『ひとめあなたに…』は2008年に創元SF文庫から復刊されたので新刊書店で購入できる筈なのですが、この時は品切れだったのでしょうか。

このページにはこれらの本についてのPOPが掲載されていました。

『ひとめあなたに…』新井素子（医学・小林）
『香具師の旅』梨木香歩／須藤由希子（文庫・福井）
『グリーン・マイル』スティーブン・キング（喫茶・梶浦）
『レボリューション』須藤元気（実用・大森）
『戦う操縦士』（商品課・岩尾）
『この庭に　黒いミンクの話』サン=テグジュペリ（客注・山村）
『たべる　しゃべる』高山なおみ（地図・溝口）

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