新井素子の『ブラックキャット』のような奇跡を信じ神もとい紙に祈りましょう。怨。
ライトノベルの始まりに関しては、主に1975年のソノラマ文庫の創刊と、1977年の氷室冴子と新井素子のデビューの2説が有力。
ライトノベルの発祥については、主にふたつの説がある。ソノラマ文庫創刊の1975年説と、新井素子や氷室冴子が登場した1977年説だ。
従来のジュブナイル小説が、既存の作家が子供に向けた作品であったのに対し、同じ年にデビューしたこのふたりは同世代に向けた作品で読者の共感を得た。特に新井素子の「一人称文体」は、当時としては斬新で後に大きな影響を与えている。
「同世代」という単語が登場していますが、コバルトの主要読者の年齢層ってどれくらいなのかな、という疑問がふと湧きました。
創刊時は既存の作家が子供に向けた小説が多かったが、氷室冴子の登場によって一気に流れが変わる。新井素子（デビューはSF雑誌だった）や久美沙織が続くことによって、少女による少女のための少女小説というジャンルを確立した。
新井素子、『あたしのなかの……』で第1回奇想天外新人賞（佳作）受賞
『あたしのなかの……』は正しくは『あたしの中の……』です。
『いつか猫になる日まで』新井素子 コバルト文庫
『星へ行く船』新井素子 コバルト文庫