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一語一会 人生に効く言葉
書誌情報
文庫
- ［編者］朝日新聞社
- ［出版社］亜紀書房
- ［発行日］2005/05/01
- ［ISBN］4-7505-0426-2
- ［PAGE］173
- ［価格］1,400円+税
- ［デザイン］渡部浩美
朝日新聞夕刊に1997年11月4日から2003年3月26日まで連載されたエッセイ「一語一会」から78篇を収録した本。執筆者が感銘を受けた言葉について語ったエッセイ集です。
収録エッセイ一覧
1章 青春永遠に去らず、とは切ない話である――若き日に感銘を受けた言葉
- 孤独の孤の字が読めねぇのか――藤水名子（作家）
- 別れのとき――濱井修（倫理学者）
- かわせ――津島佑子（作家）
- くぐって行っちゃおう――新藤宗幸（立教大学教授）
- もんたん？――広谷鏡子（作家）
- ヘミングウェイは天才だから、できるのです――有吉玉青（作家）※吉は異体字
- 青春永遠に去らず、とは切ない話である――桜井哲夫（社会学者）
- 明日は新しい日――前田絢子（米文学者）
- 分からないことは、分からないと言おう――板倉聖宣（科学史家）
- お預かりできません、見知らぬお人のものは――吉田喜重（映画監督）
- 絶景かな、絶景かな――仲沢けい（作家）
- なにも見えねば大和と思へ――浅羽通明（評論家）
2章 こころの根っこがのびる――仕事へと押し出してくれた言葉
- 我にたためる翼あり――稲葉真弓（作家）
- ……今日も暑うなるぞ――篠田正浩（映画監督）
- 君の研究を流行させればいい――杉山幸丸（霊長類学者）
- 山椒魚は死んだ――乙川優三郎（作家）
- アイツキをさせてみたら…――神崎宣武（民俗学者）
- されど点の高きを知る――塩野米松（作家）
- 最も大なる敵に当たれ――池宮彰一郎（作家）
- 本というものは人間を裏切らない――宮脇孝雄（翻訳者）
- 戦争を見に行きませんか――五十嵐勉（作家）
- 仕事がおもしろすぎる――篠田達明（作家）
- この研究を世界ではじめて君がやることになる――増田みず子（作家）
- 人間だから――海野弘（評論家）
- 信じる――篠田桃紅（美術家）
- いつ死んだ？ あ？――斎藤貴男（ジャーナリスト）
- トマトの赤が心に染みる――内藤廣（建築家）
- 急性疾患は治りやすい――加賀乙彦（作家）
- あなたであってくれてありがとう――篠田顕子（同時通訳者）
- 一生かけて作った塔――清水哲郎（哲学者）
- 出たとこ勝負――黒川博行（作家）
- こころの根っこがのびる――松田素子（編集者）
- 自分の人生、変えてみようか――一志治夫（作家）
- ”断ちもの”――木下順二（劇作家）
- なるようになる心配するな――川本隆史（倫理学者）
- 両方やって儲けなさい――ねじめ正一（作家・詩人）
- いざというときチャランポラン――立川談四楼（落語家）
- 飛ぶときだけは、重くならないで――沼野充義（露文学者）
3章 見ぬもの清し――父や母、兄弟が遺してくれた言葉
- 行き先が見えなぐなったら土に顔をつけれ――野添憲治（作家）
- 屁理屈こねる般若の六――北村薫（作家）
- 明日のことを思ひ煩ふな――小林恭二（作家）
- 罪な子やな――竹内常一（教育学者）
- 見ぬもの清し――川上弘美（作家）
- 風呂の中で屁をこくような――原一男（映画監督）
- 人を生かす話を書いたら――井上夢人（作家）
- 笑顔にまさる化粧なし――佐藤洋二郎（作家）
- グッドラック――石井好子（歌手）
- 新聞は毎日とっておこう――原田勝正（和光大学教授）
- 思っていることは言葉で――大場みな子（作家）
- 言葉ひとつで、ホラごらん――海老名香葉子（エッセイスト）
4章 春惜しむいのちを惜しむ酒惜しむ――人生を味わい深くする言葉
- 悲しいときには……――加藤幸子（作家）
- 春惜しむいのちを惜しむ酒惜しむ――常盤新平（作家）
- さあ、深呼吸して。雨にさわってごらん――柳田邦男（ノンフィクション作家）
- 畢竟じて何のようぞ――立松和平（作家）
- いい人と歩けば祭り――下重暁子（作家）
- いつか、かならずわかるときがくる――澤地久枝（作家）
- 地球を通り過ぎる――長倉洋海
- この親不孝者め――串田孫一（哲学者）
- 百で買った馬――青木玉（作家）
- 他人の苦痛を見せ物にして慰安とする――色川大吉（歴史家）
- 野に捨ててけだもにほどこすべし――佐江衆一（作家）
- 今日は死ぬのにもってこいの日――多木浩二（評論家）
- ぼくは我慢をしています――はたよしこ（絵本作家）
- 身捨つるほどの祖国はありや――杉山正樹（作家・文芸評論家）
- 余所三昧――吉田知子（作家）
- 漸く佳境に至る――東郷隆（作家）
- テメエ・てめえ……――清水徹（仏文学者）
- 祭りのあとの淋しさは……――小池真理子（作家）
- 嫌ひなものは嫌ひなり――皆川博子（作家）
- 多語多会――田中優子（法政大学教授）
- これはプライベートなものだから――佐伯一麦（作家）
- いっさい誓ってはならない――新井素子（SF作家）
- 西を向いてもだめだから……――上村忠男（思想史家）
- まずしいナ――坂上弘（作家）
- イワシの群になるな――石山修武（建築家）
- 急ぎ花畑へ走れ――鶴岡真弓（美術史家）
※肩書は当時のもの
新井素子関係の内容
エッセイ：「いっさい誓ってはならない」
タイトルの言葉は『新約聖書』の「マタイによる福音書」より。