戦国自衛隊

登場作品

小説:「大忙しの二日間」

陽子さん、心の中で必死にこう叫び、できる限り心をひきしめる。でも……駄目なの。さっき、涙があんまり流れて、で、逆にくすぐったくてしょうがなくなってしまったように、今度は感激のあまり、莫迦なことばっかり思い出してしまう。

半村良原作の、『戦国自衛隊』っていう映画があったんだよね。で、その主題歌のオープニングが、『Sun goes down Sun goes down』だったの。で、それを見にいった陽子さんの知り合いが、実に不可思議な顔をして、こう言ったのだった。

「ね、あれ……『戦国自衛隊』っていう映画だっていうのは確かなんだけど、でも、何だってあんなに『戦国』ってことを強調しなきゃいけないの?」

「え? どっか、そんなに強調してたっけ」

「うん。主題歌のオープニングで、『戦国だ、戦国だ』って歌ってたじゃない」

主題歌のタイトルは「戦国自衛隊のテーマ」で、松村とおるという人が歌っていました。歌詞の「サンゴーズダウン、サンゴーズダウン」の部分が「戦国だ、戦国だ」に聞こえてしまったのですね。

これって実話なんでしょうか。

詳細情報

伊庭三尉率いる自衛隊一個小隊は、演習場に向かう途中、400年前の戦国時代に突如タイムスリップしてしまった。彼らの前に、武田信玄と戦うために川中島へ向かっていた戦国武将・長尾景虎(のちの上杉謙信)が現れる。伊庭は、近代兵装に多大な興味を示した景虎と共に戦うことを決意し、現代に戻れる当てのない自衛隊員たちも、この時代で生き抜く事を決意する。かくして、近代兵器対戦国武者の壮絶なる戦いの幕が切って落とされたが……

制作スタッフ

キャスト

自衛隊員

現代

戦国時代

特別出演

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