non・no 1983年2月20日号

No.4

書誌情報

新井素子関係の内容

インタビュー:PEOPLE NOW(2)「”書くために生まれてきた”人気SF作家が、転機に立つ」

端書きにはこうあります。

デビュー以来5年。時代の気分そのままの、アップトゥーデートな文体で、若い世代のためのファンタジーを書き続ける。彼女はこの春、大学を卒業するが女子大生の就職難などどこ吹く風。作家っていい職業なの?

白黒2ページのインタビューです。卒業したら作家という職業に就く、ということを新井素子さんが語っておられます。写真では毛皮のコートに身を包み、キャットテールのついたハンドバッグを下げております。

ちなみにPEOPLE NOW(1)は片岡鶴太郎でした。

小見出し

談話中に登場したSF作家

――流行作家にはなりたくないとか?

「一時期すごく売れちゃうと、すぐ飽きられてしまうような気がして。小松(左京)さんくらい蓄積があればともかく、私なんかすぐ底を尽いてしまいそうだから。街を歩いてて『新井さんですか』って言われるとビックリするし。ほどほどに売れて、好きな人が読んでくれればいいんです」