今号に登場した人の顔写真と一言近況が掲載されています。
新井素子（あらい もとこ）
1960年生まれ。獅子座。Ｏ型。ＳＦ作家クラブの「素子を励ます会」に和服で出席。あでやか。
「素子を励ます会」というのは、1984年7月4日に開催された「作家生活7周年を祝って新井素子を変身させる会」のことだと思われます。
これからはファンレターに返事は書けない、ということを説明しお詫びをするエッセイです。返事を書く作業が現在どんな大変なことになっているか、その状況説明が書かれています。
新井素子さんのもとに届いたファンレターの量は、文中の記述によると1984年の1月から4月までの分で葉書2000枚を使ってもまだ返事を出せないものがある程だとのこと。返事を書く作業量が限界まで達し、またそのせいで目を悪くしたこともあったので、これ以上は物理的に不可能だと語っておられます。
当時どれほど人気があったのかが偲ばれると同時に、そこまでしてファンと向き合っていた新井素子さんに頭が下がります。
（イラストは仲川道子）
読者からのお便りを掲載するコーナーです。P.281に1984年春号に掲載された、新井素子・大原まり子・大和真也による座談会「SFやってるってまとも人間の証拠よ！」の感想が届いております。
♥春号のＳＦ界三人娘の作家座談会は面白かった。真也ちゃんの献血は笑えましたよ。で、まさか私の友達には…と思ってたら、いたんです。同じような人が。
献血を趣味にし、最近友達までまきこんでるその人は”この間は血が濃くてとってもらえなかったよ”と悔しがって、お弁当のおかずを豪華にしてきました。私？ ぜったい駄目、こわいもん。日本に少ないＡＢ型の血をあげるもんかあ。
ちなみに、近所のおばさんで献血してから一週間ねこんだ人がいます。
（神奈川県大和市 Ｋａｚｕｅ）