帯の惹句より。
フジテレビ人気番組書籍化
「未来を考えるプロ」SF作家が、
全人類的諸問題を徹底討論！
『世界SF作家会議』はフジテレビで放送された関東ローカルの深夜番組。2020年7月から2021年2月にかけて第3回までが放送されている。第3回までの全ての回で、司会をいとうせいこう、顧問を大森望が務めた。
COVID-19の影響下である現状を踏まえ、設定されたテーマについて複数人のSF作家がオンラインで語り合う。放送後には番組中でカットされた発言を含むオリジナル版の公式動画も配信。
（以上、2021年5月現在）
番組のデータは下記の通り。
上記で判るように、第1回から第3回までリアルタイムで出演した作家は新井素子さんのみ。ちなみに、日本人SF作家の中では新井素子さんが作家歴は一番長く、また歳も一番上である。
書籍化に当たっては、番組や動画ではカットされた発言も追加されている。
P.60の大森望氏が「宇宙魚顚末記」に言及しています。
（尚、「宇宙魚顚末記」を収録した講談社文庫『グリーン・レクイエム』の新装版が、『世界SF作家会議』と同月に発売されました。）
P.92の新井素子さんの発言より。
ヤマザキマリさんの本を読むと、イタリアの方は疫病と闘おうとしていますね。
この「ヤマザキマリさんの本」とは何でしょうか。
→『たちどまって考える』（中公新書ラクレ／2020-09-10初版）かも知れません。
新井素子さんの発言で、P.215に『源氏物語』、P.216にシェイクスピアが登場します。
（新井素子さんの小説では、「宇宙魚顚末記」と「・・・・・絶句」でシェイクスピアへの言及があります。ただし、表記は「シェークスピア」。）
YouTubeの「8.8 channel」にて配信中。（2021年5月現在）