『ノワールをまとう女』は第65回（平成31年／令和元年度）江戸川乱歩賞の受賞作。選考会の意見を踏まえ、応募作を加筆・修正して刊行されました。
帯の表紙側にはこのように書いてあります。
それは破戒の罰なのか？
大手医薬品メーカーに仕掛けられたデモを鎮めるべく
市民団体に潜入した西澤奈美。
そこでリーダーから同志として紹介されたのは、
恋人の雪江だった。
新ヒロイン誕生！
第65回 江戸川乱歩賞受賞作
江戸川乱歩賞は、日本推理作家協会が主催する公募の小説新人賞です。
第65回では、日本推理作家協会が委嘱した予選委員（香山二三郎、川出正樹、末國善己、千街晶之、廣澤吉泰、三橋曉、村上貴史）が候補作を決定し、選考委員（新井素子、京極夏彦、月村了衛、貫井徳郎、湊かなえ）が受賞作を決定しました。選考会は2019年6月6日（木）、帝国ホテルにて行われました。
P.310-315に選考委員の選評が掲載されています。新井素子さんの選評はP.310-311。
新井素子さんは第65回から連続して選考委員を務めています。