新井素子掲示板過去ログ

はじめまして、ゆたか、といいます。中学校の時「ブラックキャット」を読んで以
来、新井素子先生のファンです。

最初は読みやすいと言えば読みやすかく、かつ面白かったので他の本を読んで、見
事にはまりました。
そのほかの本、というのがどうにも特定できないのですが、でもたしか、暗かった
ところを気に入ったように思います。それまであまり、くらいほんをよんでなかっ
たので。
ブラックキャットも好きですけれど、私がいちばん今好きなのは「ディアナ・ディ
ア・ディアス」ですし。

もちろん、素子先生の明るい部分も大好きです。
「ブラックキャット」「星に行く船」も好きです。

支離滅裂な文でしたがどうぞ宜しくお願いします。

ゆたかさん、初めまして。
素研ホームページ管理人のakaponと申します。
よろしくお願いします。

>暗かったところを気に入ったように思います。

この本って何ですかね〜。暗い本、暗い本、と。
すぐ思い浮かんだのは、『あなたにここにいて欲しい』と『今はここにいないあたし
へ……』かなあ。ってことは、僕はこの２冊を「暗い」と思っている、ってことですね。

「暗い」で今思いついたんですが、新井素子さんの小説って、共通する基本的な主題があ
ると思います。
なんらかの袋小路に追い詰められた人間がどのようにそこを脱出するか、もしくは、脱出
できないまでもその時点からどのように生きて行くのか、っていうこと。
袋小路ってのは、自分でどうすることもできない自分自身の気持ち、とか、もつれにもつ
れた人間関係、とか、自分の力では打開することのできない周囲の状況、なんかを指しま
す。
で、この袋小路そのものが小説のテーマとなってしまった場合、重苦しい話になることが
多いような気がします。上記２作がまさにそうだと思ったわけです。

長々と独り言を言ってしまいました。

ゆたかさん、まだ読んでない作品があったら、ぜひとも読んでみて下さい。
その時はこのホームページの書籍リストが役に立つと思います。