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いやいやえん

書籍

【単行本】

• ［著者］中川李枝子（絵・大村百合子）
• ［編集］子どもの本研究会
• ［出版社］福音館書店
• ［発行日］1962/12/25
• ［ISBN］4-8340-0010-9
• ［価格］1,200円+税（1998/11/20発行・第94刷）
• ［備考］福音館創作童話シリーズ・4才〜小学校初級むき

収録内容

• 「ちゅーりっぷほいくえん」
• 「くじらとり」
• 「ちこちゃん」
• 「やまのこぐちゃん」
• 「おおかみ」
• 「山のぼり」
• 「いやいやえん」

登場作品

インタビュー：「新井素子の中と外」

• 【掲載】『トラルファマドール』第2号
• 【ページ】3

同人誌『トラルファマドール』の第2号に掲載されたインタビューです。P.3「幼稚園に入る頃から書いていた」の章に『いやいやえん』が出てきます。

――その頃は童話か何かを？

新井　ええ、童話です。その頃は『ぐりとぐら』の作者の人、名前は忘れちゃったけど、『いやいやえん』とか『空色の種』とか、ああいうのがとっても好きで。

『ぐりとぐら』『いやいやえん』『そらいろのたね』の著者はいずれも中川李枝子（さく）、大村百合子（え）のコンビです。

エッセイ：「第二回新井素子小説大賞　PART・2」

• 【収録】『新　ひでおと素子の愛の交換日記』『ひでおと素子の愛の交換日記（第3巻）』
• 【ページ】単行本版P.83／文庫版P.141

入選第二席の「私の出会った鯨さん」の選評に登場しています。

これは、実に、恐ろしいほどの出世をとげてしまった作品で、というのはあたし、予備選考でこの話、一回落としたんです。っていうのは……話自体は、とってもあたしが好きなタイプの奴なんだけど……『いやいやえん』って童話の中のエピソードにそっくりなんだよお。でも、あたし、この話が好きで、そのことちょっと話したら。ま、この人がその『いやいやえん』から盗作したわけじゃないんだろうし、これ自体お遊びの賞なんだから、いいんじゃないって結論になって。

で、急遽、二席です。あ、万里子さん、まだ読んだことなかったら、『いやいやえん』って本、読んでみて下さい。あなたが書いてきたような……逆にいえば、あなたが好きそうなお話が、とっても一杯つまった童話集だから。